メールマガジンを発行する

2019年9月22日

ダイレクトメールの代わりでした。独立開業当時は、何か知らせようとすればダイレクトメールか広告です。私は一文無しの素人コンサルタントでした。当然、そのような資金などありません。そこで、考えたのがメールマガジン、通称メルマガです。今だったら、FacebookとかTwitterだったかもしれませんね。

メルマガの良いところは、その話題に興味を持っている人が自主的に登録してくれることです。すなわち、情報発信先のターゲットを外さず、自然に囲い込みができることです。もちろん悪いところもありますが、それは今回のテーマではありません。

しかも、コストをかけず何回も好きなだけ発信できます。たとえば2000人にダイレクトメールを郵送したら1回10万円以上かかりますが、メルマガなら0円です。

当時はメルマガをどのように発行するのかさえ知りませんでした。早速本を購入して読んでみると、大きな壁に突き当たりました。

ホームページを持っていないとメルマガを発行できないのです。ホームページの作成を依頼するにも莫大なコスト(私にとって)がかかります。どうしようか迷う時間はありません。「自分で作ろう」即断でした。

調べてみると「ホームページビルダー」というソフトを使えば素人にもできるということなので、これを購入しました。今度はこのソフトの勉強です。この話は、また後で。

ホームページが出来て、メルマガを発行する環境が整いました。これで終わりではありません。ここからが始まりです。記事の内容を考えなければなりません。この作業は、ホームページとメルマガの構築作業と並行して行っていましたので、環境構築からメルマガ発行までに時間的な隔たりはありませんでした。

さて内容ですが、私のストラテジーは「お金を払ってでも欲しい情報を無料で発信する」でした。

18年も前のことですから、当時は「もったいない」とか「損してる」とか、周りの方々に言われました。しかし、無価値な情報を無料で配信しても意味はありません。良い反応を得たければ価値ある情報を無料で届けるというのが、私がサラリーマン時代から持っていた信条です。その有効性は、後に実績が証明してくれました。

価値ある内容を、それが難しい内容ならやさしく、ただし正確に伝える!

(..)φ:笑い話ですが、やさしいことを難しく話すのは無しです。中学生の時に、国語の先生がこんな話をしてくれました。昔どこかの偉い政治家が演説をしているのを、町の人たちは感心して聞いていました。
「諸君!あのさんさんたる山を見よ、あのせんせんたる川をみよ…。」
「さすが大先生だ。偉いことを言うもんだ…。わし等にはさっぱり解らんが、大したもんだのう。」
国語の先生の解説は、「この大先生はこう言っただけで中身は無いんだよ。難しく言うと偉く見えるだろう」でした。
大先生「諸君!あの山山たる山を見よ、あの川川たる川をみよ…。」
こんな話は、笑い話だけでいいですね。


西山経営研究所セミナー「技術者のためのプレゼンテーション」より