プロのコンサルタントの心得:知力

2019年9月22日

知力、知恵を働かせる能力ですね。対極にある知力と体力を備えるということですが、ハードルはそれほど高くないと思いたいですね。高かったら、プロのコンサルタントは存在しないのではないか?そう考えて、そこそこ必要なんだという程度に、気軽に考えておきましょう。

知力と一言でまとめていますが、大切なのは思考力、洞察力、判断力です。GMPのコンサルタントは、情報の伝達を期待されることが多いので、暗記が大切なように思われがちです。「事例集のここに書いてある」「○と誰かが言っていた」「○条○項○号を見てください」といったことは、資料やメモを見ながら言ってもいいことですね。むしろ確実なことを言えるので、その方が信頼できます。

暗記力よりも、その結論に行き着いた考え方、問題の背景を見抜いて的を射た助言をすること、クライアントにとって最も有利な道を判断することが求められます。もちろん、GMP要件の範囲内でのことです。知識と経験は必要ですが、暗記力を問われているわけではありません。とはいえ、知識を得るために不断の情報収集は必要です。

思考力とは、知識や経験をもとに考えを巡らすことです。洞察力は、物事を観察して本質を見抜くことです。判断力は、正しく認識し、評価する力です。

こう整理してみると、GMPの情報は英語で学ぶことが多いだけに、英語で書かれた情報を正しく理解して、正しい日本語におきかえることが重要であることがわかります。

私は英語を読む時に、一字一句言葉を置いて解釈するより、読んだ内容を映像で解釈するようにしています。その方が、英語の情報が伝えようとしていることがよく分かるからです。そして、その映像を日本語にするようにしています。この方法が良いかどうか分かりませんが、訳解にごまかしが入らないので、個人的には気に入っています。(..)φ:誤訳はありますが…